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A1 はじめてのAI
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A1 · Getting Started with AI

はじめてのAI
〜「友達みたいに使う」から一歩先へ〜

ChatGPTをなんとなく使っている人が、
仕事で自信を持ってAIを使えるようになる回。

専門知識はいりません。今日から使える「考え方」と「コツ」だけを、やさしくお話しします。

Goal | このページのゴール

終わったとき、こうなっています

むずかしいことは覚えなくて大丈夫。この3つが持ち帰れれば十分です。

AIがざっくり分かる

「生成AI」と「AIエージェント」の違いが、人に説明できるようになる。

ツールを使い分けられる

ChatGPT・Gemini・Claudeの得意分野が分かり、場面で選べる。

明日から1つ試せる

自分の仕事の「面倒な1作業」をAIに頼む、最初の一歩が踏み出せる。

専門知識ゼロでOK。 プログラミングも英語も不要です。必要なのは「日本語で話しかけること」だけ。
Chapter 1

AIって、そもそも何?

言葉は聞くけど説明はできない…。まずはここをスッキリさせましょう。

Basics | 生成AIとは

AI=人の頭の作業を、代わりにやる技術

なかでも今ブームなのが「生成AI」。文章・画像・表・プログラムなどを、その場で新しく作ってくれるAIです。

これまでの検索

すでにあるページを「探す」

例:「お詫びメール 例文」で検索 → 一覧から自分で選んで書き直す。

生成AI

あなた専用の答えを「作る」

例:「取引先へのお詫びメールを書いて」→ その場で文章が完成する。

ひとことで言うと ── 検索は「探す」、生成AIは「作る」。 ここが一番の違いです。
Basics | 生成AI vs AIエージェント

「答えを返すAI」と「自分で動くAI」

最近よく聞く「AIエージェント(次世代AI)」は、生成AIの一歩先。ここを分けて理解できると強いです。

今の生成AI(相棒に相談)
  • 聞くたびに、1つ答えを返す
  • 作業するのは、結局こちら側
  • 例:「Excelの作り方を教えて」→ 手順を教えてくれる
AIエージェント(部下に依頼)
  • ゴールを渡すと、自分で段取りして実行する
  • ファイル作成やシステムへの転記まで代行
  • 例:「このExcelを作って」→ ファイルが実際に出来上がる
この研修シリーズの B-1 以降 では、代表的なAIエージェント Claude Code を実際に使っていきます。
Chapter 2

3大ツールを知る

「どれが一番いいの?」ではなく、「どれをどの場面で使う?」。使い分けの時代です。

Tools | 生成AI 3大巨頭

ざっくり早見表

細かく覚えなくてOK。「なんとなくの得意分野」だけ頭に入れておきましょう。

ツールひとことで言うとこんな場面に
ChatGPTOpenAI王道・オールラウンダー。情報量が多く、分析やアイデア出しに強い全般業務・企画のたたき台・調べ物の整理
GeminiGoogleGoogleとの連携が最強。Gmail/ドライブと直結、検索にも強い社内ドキュメントの検索・要約
ClaudeAnthropic文章・長文読解・コードがていねい。指示書づくりが得意マニュアル・長文の要約・文章の作成
まずは どれか1つ を触ってみるのが正解。慣れてから2つ目に広げれば十分です。
How to | 使い方は同じ

どのツールも、たった3ステップ

操作はどれもほぼ同じ。新しいアプリの使い方を覚える、という感覚はいりません。

STEP 1
アカウントを作る
メールアドレスで登録。まずは無料版でOK。
STEP 2
日本語で入力する
チャット欄に、話しかけるように書くだけ。
STEP 3
足りなければ追加
「もっと短く」「表にして」と続けて頼む。
やることは「会話するだけ」。 LINEでメッセージを送るのと同じ感覚で大丈夫です。
Chapter 3

伝わる「お願い」のしかた

AIへの指示を「プロンプト」と呼びます。ここが上手いと、結果が見違えます。

Prompt | 伝え方の型

入れると伝わる、4つの要素

全部入れる必要はありません。でも、この型を知っておくと迷いません。

① 役割
「あなたは営業担当です」など、立場を与える。
② 背景
「新規のお客様向けに」など、状況を伝える。
③ 依頼
「紹介文を書いて」など、してほしいこと。
④ 形式
「丁寧語で300字」など、仕上がりの指定。
あなたは営業担当です。新規のお客様向けに、自社サービスの紹介文を書いて。丁寧語で、300字くらいで。
Prompt | 良い例・悪い例

具体的にするほど、精度が上がる

同じ「メールを書いて」でも、伝え方でこれだけ変わります。

ざっくりすぎる

「メール書いて」

→ 何のメール?誰宛て? AIも困って、当たり障りのない文章に。

具体的でGOOD

「取引先へ、納期遅延のお詫びメールを。言い訳がましくない、丁寧な300字で」

→ 目的・相手・トーン・長さが明確。ほぼそのまま使える文章に。

コツは 「誰に・何を・どんなトーンで・どのくらい」 を足すこと。1文で十分です。
Tips | 詰まったときは

思った答えが出ないときのコツ

一発で完璧を狙わなくてOK。AIとの「往復」で仕上げていきます。

Chapter 4

安全に使うために

「会社の情報を入れて大丈夫?」── 多くの人が止まるポイント。ここを解消します。

Security | セキュリティの基礎
ビジネス(法人向け)プランなら、
入力した内容は AIの学習に使われません

OpenAI・Anthropic・Google などの主要AIは、法人向け(Team/Enterprise)やAPI経由のデータをモデルの学習に利用しないと公式に定めています。機密情報も守られます。

① プランを確認

業務の機密を扱うなら、無料版ではなく法人プランで使う。無料版は学習に使われる場合あり。

② 貼らないもの

パスワード・クレジットカード番号など、そもそも人にも見せない情報は入れない。

③ 個人情報は慎重に

顧客名・住所などは、会社のルールを確認してから扱う。

Adopt | スモールスタート

一気に変えない。「1日1プロンプト」から

いきなり全部をAI化しようとすると挫折します。まずは自分の「面倒な1作業」を1つだけ任せてみる。慣れたら増やす ── これが続くコツです。

📝

議事録の要約

長いメモを貼って「要点3つにまとめて」。

✉️

メールの下書き

用件を伝えて、たたき台を作ってもらう。

🔎

調べ物の整理

集めた情報を貼って「表に整理して」。

「面倒だな」と感じた瞬間が、AIの出番。 まずは今日、1つだけ頼んでみましょう。
Summary | まとめ

今日のポイントは3つだけ

お疲れさまでした。ここまで来たら、あなたはもう「なんとなくAI」を卒業しています。

次は実際に手を動かしていきましょう。準備からやさしくガイドします。